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なんでも売ってるお店​

女「えー!魔法少女ラジカルポテトの限定フィギュアが売り切れ!?うそでしょー!」

 

男1「すみません、先ほど最後の一つが売れてしまいまして。」

 

女「マジか~・・・せっかく始発で3時間かけてきたのに・・・」

 

男1「もうしわけございません。」

 

女「は~、わかりましたーありがとーございますー」

 

男1「またのご来店をお待ちしております。」

 

ーーー

 

女「はあーあ、どうしよー、せっかくここまできたのに売れきれか~。すぐ帰るのも嫌だし、ちょっとフラフラしよー・・・ん?なんだろあの露店。あんな路地の隅っこに。レアもの置いてあったり?行ってみよ!」

 

男2「イラッシャイマーセ」

 

女「うわ!ガイジン!へ、へろー?」

 

男2「ハハハ、ニホンゴダイジョブデスヨ!コニチワ。」

 

女「お、おおそっか。こんにちは。何を売ってるの?見たところなんにも置いてないけど。準備中?」

 

男2「ナンデモウッテマースヨ。」

 

女「なんでも?なんでもって、なんでも?」

 

男2「ハイ、ダイタイノモノ、アリマース。ナニガホシイノデスカ?」

 

女「えっと、じゃあ魔法少女ラジカルポテトの限定フィギュアある?」

 

男2「モチロンアリマースヨ。・・・コレデスネ?」

 

女「うわ!ほんとにあった!どの店行っても売り切れだったのに!ほしい!買う!いくら?」

 

男2「コチラハ、1ラッキーデス。」

 

女「・・・いちらっきー?どこの国のお金?私日本円しかもってないんだけど・・・」

 

男2「イエイエ、オカネデハアリマセーン。ラッキー、ツマリ、ウンデス。ウンセイ。アナタノ、ウンヲカワリニモライマス。」

 

女「えっと。うん?」

 

男2「ハイ、ウンデス。」

 

女「・・・んー、わかった。私の運を1つ分?使うのね?」

 

男2「ハイ、1ラッキーです。」

 

女「じゃ、それで。」

 

男2「アリガトウゴザイマース!コレハアナタノモノデス!」

 

女「おー!やった!ラジカルポテトだ!かーわいいー!」

 

男2「ヨロコンデモラエテ、ナニヨリデース」

 

女「もう払ったの?」

 

男2「ハイ、イタダキマーシタ。」

 

女「・・・そうなんだ。ま、いいや。ね!他にも売ってるの?」

 

男2「モチロンデス!ナンデモアリマース!」

 

女「そ、それじゃあ、5年前に100体だけ生産された、幻のパスカルマッシュポテトのフィギュアも・・・?」

 

男2「コレデスネー?」

 

女「うっわ!ほんとに出てきた!!買う買う!いくら!?」

 

男2「コレハ4ラッキーデスネ。」

 

女「いーよいーよ!ちょうだい!」

 

男2「アリガトウゴザイマース!」

 

女「えっとえっと!次はね!次はね!」

 

男2「ハッハッハ、アセラナクテモ、ダイジョブデース!」

 

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男2「マイドアリガト、ゴザイマース!」

 

女「うっわー、すごい。持ちきれないや!もう手に入れるの不可能だと思ってたのに、タダで手に入っちゃった!ふふー♪早く帰って堪能しよー・・・え?」

 

男3「うわ!やっべえ車が歩道に!!人が轢かれてるぞ!!やべーって!おい!だれかー!!!」

 

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男2「イヤア、ヒトノヤクニタテルナンテ、トッテモラッキーデスネ!ハハハハハ!!」

 

 

おわり

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