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「戦場」

 

女「隊長、出動の準備が完了しました。」

 

男「ついにこの時が来たか。待ちわびたぞ。」

 

女「しかし、本当に大丈夫なのでしょうか。」

 

男「何か不安でも?」

 

女「装備が、人数もですが。少なすぎではありませんか。」

 

男「これは戦争だ。戦うと決まってる以上、与えられた装備と人数で最適の結果を出さねばならん。それはわかっているだろう。」

 

女「は!確かにそうなのですがーーー」

 

男「うん。まあお前が不安になる気持ちもわかる。相手は強大だ。それに比べて私の隊は貧弱そのもの。まさに奇跡でも起きなければ勝利を

おさめることなど、到底出来はしないだろう。」

 

女「ならば何故!このような無謀な戦いに臨むのですか!他のやり方だってあったはずでは!」

 

男「お前にはまだわからないかもしれないな。男には、やらねばならん時があるのだ。そして、今がその時なのだ。」

 

女「そういう、ものですか。」

 

男「ああ、そういうものだとも。どんな装備であろうとも。たとえ素手であろうとも、進まなければならない。」

 

女「そうですかーーーでは、これ以上訊くのはやめます。」

 

男「ああ。面倒をかけるな。私の部下として、ここまでついてきてくれた事には感謝する。ありがとう。」

 

女「何を言ってるんですか。まだ戦いは始まってすらいないんですよ?そういうのは、終わってから言うものです。」

 

男「ははは、その通りだな。ーーーこの戦いが終わったら、お前に、君に伝えたいことがある。」

 

女「・・・やめてください。そういうの、フラグって言うんですよ?」

 

男「・・・そうだな。今は戦いに集中しよう。さて、行くとしようか。」

 

女「はい、後ろは任せてください。」

 

男「任せよう。よし。野郎ども!戦いの時は来た!我々はここで死ぬ人間では無い!すべてを勝ち取り、そしてここへ帰還するのだ!誰1人

立ち止まることは許さん!必ず!再びここで会おう!!さあいくぞ!コミケの壁サークルへ突撃!!!!!!」

 

 

おわり

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